第七十二話私の命令を聞くが良い!!

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…そっちか!? …そう来たか!? 白目を剥いて竹中と浅井は黙り込む。 …明実は大好きだったからね… …分かる…分かるぜ…韓流だけは反対だけど… ……洋画のドラマや映画は認める… …日本だと時代劇は良い物ですな… 光忠、鶴丸、一期一振、大倶利伽羅は目から雫を流しながらガックリと肩を落とした。 『…そうですか…私も三国志は好きですね。 特に呉の孫権が素晴らしい。絆の力は美しいじゃないですか』 島もノリに乗ったのか、話が横道に反れる。 「私は董卓が好き。酒池肉林は大好き…!! 己の野望に貪欲な所とか共感出来る」 ドヤ顔で愛奈も島に答えた。 ……主は酒池肉林が大好き…… 衝撃を受け不動は固まる。 ……酒池肉林……か。信長さんより魔王じゃねぇか…大将の趣向… 薬研は感心して頷く。 ……つまりは私を侍らしたい…そう言う事で? 宗三は口許を袖で隠す。 …主命とあれば… 何故か長谷部はノリノリで服に手を掛ける。 ……明実の記憶が濃いな…悪い意味で… 義経は遠くを見詰める。 …酒池肉林…愛奈様は悪に憧れているのですね… 今剣は冷や汗を掻く。 …可愛くない…可愛くないけど可愛い…欲望に忠実か!! 義輝は何故か興奮していて …ふむ。酒池肉林…酒池肉林か。 三日月は何とも言えない顔をする。 「面白い事を言いますね。愛奈ちゃんはどんな酒池肉林を希望します?」 笑って島は愛奈に問い掛ける。 「噛まないモフモフペット希望!!フワフワモコモコなら尚更大好き!! …でっかいペットは怖いから苦手!!」 無邪気な笑顔で愛奈は島に答えた。 …無難で良かった!!愛奈は可愛い僕の娘!! 嬉しくて光忠は涙を流す。 …明実見たいに腐ってたら…どうしようかとマジで焦ったぜ!! 鶴丸の冷や汗は止まらない。 …可愛い酒池肉林ですな。五虎退に会ったら虎を見せたいです… 一期一振も安心して頷く。 …ふん。俺の娘は可愛い… 大倶利伽羅も内心心臓がバクバク行ってた。
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