第七十三話突きだ!串刺しだ!行くぜ!

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第七十三話突きだ!串刺しだ!行くぜ!

「悪いね…そんじゃあたし達は行くよ」 腕捲りし、足首も捲し上げて次郎は走る気満々に言う。 「あの丘を目指せば良いんだね?行こう…義平…」 『あぁ』 苦笑して石切丸も義平を頭の烏帽子の中に入れ、腕捲りと足首も捲し上げた。 「気を付けてね」 心配そうに愛奈は二人に言う。 「すぐ帰るさ」 「安心してくれ。神様は強いからね」 次郎と石切丸は安心させる為に微笑む。 「…うん」 愛奈は涙目で頷いた。 「行ってくるよ」 「じゃあね」 皆に見送られながら、次郎と石切丸は走り去って行った。
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