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「うし…次は助太刀部隊決めるよ」
やる気満々に愛奈は皆を指差して言い放つ。
「…姫の好きに決めれば良い」
腕を組むと、無月は楽しそうに笑みを浮かべた。
「…海北様から御許しを得たことだし…私には明実の知識もある…まさに鬼に金棒とチョコレート!!」
ドヤ顔して愛奈はやる気満々になる。
……鬼に金棒は分かるが…
…チョコレート…好物だよね…
大倶利伽羅と光忠は、冷や汗を掻いてツッコミを入れる。
…明実の知識があれば…
…我々の特性も行かせますな
鶴丸と一期一振も顔を見合せた。
「まず…機動と攻撃をトータルし、新撰組の土方さんと、兼定さん、堀川さんを二刀開眼メンバーとして…細川さん達をお助けに行って貰います」
真面目な顔をして愛奈は三人に頼む。
「拠点に突っ込んで助ける訳か…」
納得して土方は腕を組む。
「…分かったよ。僕達なら愛奈ちゃんの言った通り…攻撃も機動もバランスが良いからね」
やる気満々に堀川も頷く。
「任されたからには…キッチリ仕事させて貰うぜ。
俺は強くてカッコいい…愛奈がお気に入りだった兼さんだからな?」
愛奈に近寄ると、愛奈の頭を優しく撫でて兼定は愛奈に言う。
「…覚えてくれてたんだ」
嬉しそうに愛奈は兼定に微笑む。
「そこにいる日本号手に入れる為…池田屋一階やらされたしな…。
金の打刀最強の俺に掛かりゃ…何のそのだぜ」
笑って兼定は腕を組む。
「待て…聞き捨てならん。金の打刀最強は俺に決まってる…打刀最年少は下がってろ…」
眉間に皺を寄せ、大倶利伽羅は兼定に詰め寄る。
「…はっ!流行りの打刀は最年少だから強い!他に理由なんざねえよ!」
笑って兼定もふんぞり返って馬鹿にする。
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