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「次は清正さん達のお助け軍団決めます…。
…えっと…三日月さん、義輝様、今剣お兄ちゃん、義経様、カワウソ三兄弟&私で！」
見回して愛奈は決めた。
「…分かった。行こうか」
義輝は愛奈が他を選らばなかった事に敢えて気付かないふりをして頷く。
「…救出だな…頑張るか」
義輝が何も言わないので、疑問を感じた三日月も苦笑して頷いた。
「…気合いを入れて行きましょう」
気付いた義経も、話題に触れず隣の今剣に言う。
「はいっ！天狗大活躍しちゃいますよ！」
義経の意図を察して、今剣も笑って答えた。
『…カワウソ三兄弟じゃねぇが…行くぜ！』
苦笑して盛親も頷いた。
『お力に成りましょう』
信親もやる気満々に返事をする。
『…必ずや役目果たします』
親忠も愛奈を見詰め頷く。
「ちょっと待てよ…」
意を決して、竹中は愛奈に問い掛ける。
「何？」
背を向けたまま愛奈は竹中に聞き返した。
「…僕も納得行かない…」
沖田も不愉快そうに愛奈を見詰め文句を言う。
「…」
信長は目を瞑り黙っている。
「「…」」
加州と安定は気付いて顔を見合せた。
…愛奈…
愛奈の気持ちが分かり、光忠は泣きそうな顔をする。……。
大倶利伽羅も分かって目を瞑り腕を組む。
…信長、沖田、竹中…三人には共通点がある。
鶴丸は愛奈を見詰め真剣な表情で考える。
…愛奈は優しい子故に…選んだんでしょうな…
一期一振も分かって悲し気な表情で愛奈を見詰める。
「なんでお前が闘いに行くのに…俺達が行けないんだ？」
竹中は愛奈の目の前まで近付くと、膝をついて目線を合わせる。
「僕達だって闘えるよ…不公平だ」
不愉快そうに沖田も愛奈に近付く。
「妾の命令は絶対だ。…逆らうこと罷り成らぬ」
淡々とした口調で愛奈は涙目になりながら答える。
…愛奈…
首に巻かれている盛親は愛奈の気持ちを考え泣きそうになると…
身体を愛奈の顔に擦り寄せる。
「……愛奈……？」
愛奈の顔を見て竹中は驚愕し…
「泣かないでよ…泣いちゃ駄目…」
慌て立ち上がると、愛奈を抱き締め頭を撫で宥める。
「泣いちゃったのっ！？えっ！？何でっ！？」
竹中と愛奈の様子を見て、沖田は蒼白になりオロオロする事しか出来ない。
「竹中、沖田…うぬら何を騒いでおる？見苦しいぞ」
目を開けると信長は二人に言う。
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