第七十八話鬼三匹命欲しくない奴は掛かって来いや!!

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「それも想定済みだ。人間の心理なんざ、今も昔も…地方も変わりはしねぇだろうさ」 満足そうに笑って土方は打刀を構える。 「切り抜けるぜ!」 兼定は叫んで山賊に斬り掛かる。 「貴様に言われなくてもな!」 不愉快そうに大兼平も言うと、山賊と対峙する。 「…まぁ、俺は茶でも飲めれば構わないがな」 不敵に笑みを浮かべ、鴬丸も山賊と斬り合う。 「邪魔だよ?死んじゃえ!」 無邪気に笑って堀川は山賊を斬り捨てる。 「…我が前に立つ者は斬るべし!」 顎丸も流麗な動きで横から来た山賊を斬り捨てた。 「っ!私だって!」 ザンッ 虎御前も果敢に太刀を振るい、山賊の首を跳ねた。 「…目の前に居るのが…全て運の尽きだ!!」 ザシュッ 笑いながら細川は山賊を斬り捨てる。 「邪魔だ!退かない奴は叩き斬る!」 ザシュッザンッ 鬼の形相で土方は、山賊を次から次に斬り殺していくのだった。
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