第八十話うぃーくっ…酒だ酒…酒持って来い

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ザシュッ 「…加勢する」 頼光の目の前に飛び出し、斎藤は国重を具現化した太刀で山賊を居合い斬りで斬り捨てた。 「…味方か?」 思わぬ援軍に、頼光はびっくりする。 「斬る…」 ザンッ 青江の真後ろから飛び出し、国重は死人の首を跳ねた。 「おや?来てくれたんだね」 嬉しそうに青江は微笑む。 「そこや…!」 ザンッ 高次と歌仙の目の前に飛び出し、明石は死人を斬り捨てた。 「君は…」 歌仙は明石を見て驚愕する。 「明石さん…」 明石の姿を見て高次は涙目になった。 「道敏…再会は後や。ほな、蹴散らしましょか?」 笑って明石は、高次に言うと山賊に向かって走り出す。 「はいっ!」 高次も慌て山賊に向かって走り出しだすのだった。
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