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番外編③主の為に!心霊写真を撮らなければならぬ!
「…」
今居る此処は池田屋一階。
スマホ片手に、俺は天井裏に隠れ廊下を進む部隊の写真をひたすら撮っている。
部隊は一期一振さん、鶴丸さん、長谷部、信義さん、歌仙さん、一文字さん。
刀剣の中でも曰く付きと思われる面子だ。
事の発端は、今朝…
「私ね…刀剣の心霊写真見たいの!」
朝食を終えた俺に、可愛い主…愛奈様は仰有られた。
「心霊写真…ですか?」
びっくりした俺は主に聞き返す。
「うん…駄目?」
潤んだ瞳で、主は俺に尋ねられ…
「この不動!主の為に…慎んで心霊写真を撮らさせて戴きますっ!」
断られる訳もなく、俺は主に即効で答えてしまったのだった。
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