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「不動!!素晴らしき働き!褒めて使わす!」
信長の口調の真似をして愛奈はドヤ顔しながら褒める。
「はっ!恐悦至極に御座りまする!」
膝を付いて不動は頭を下げ礼を言う。
…やった…これで心霊写真から解放される…
不動は喜んで内心溜め息を付くが…
「今度は粟田口の心霊写真お願い!」
笑顔で愛奈は不動に頼む。
「…粟田口…ですね。私にお任せあれ!!」
…いやだぁ!!またかよっ!!
言葉とは裏腹に、内心頭を抱え不動は叫ぶ。
で、来ました京都市中。
「で…僕達の写真を撮りたいんだ?」
笑って乱は不動に聞く。
「…心霊写真をな…」
変な顔をして不動は乱から顔を背けた。
「不動、お前もさ…大将に言われっ放しじゃなく、ちゃんと言わなきゃ駄目だぜ?」
呆れた顔をして薬研は腰に手を当てる。
「…心霊写真に興味持つなんて心配だぜ。…心霊写真から心霊映像なんか言い出したら…マジヤバくねぇか?」
後藤は不安そうに聞く。
「これは…俺達で愛奈ちゃんを違う方向に興味向けなきゃね」
ヤル気満々に信濃は頷いた。
「やっぱ変身少女アニメか、可愛い少女漫画だな…。
少年漫画でも、冒険物なら興味沸くかも知れないぜ」
真剣に考えて厚は候補を上げて行く。
その間も、不動は撮って行く。
「マジカル朱里ちゃんとかは?マジカルプリンスと一緒に戦うラブバトルは見物だよ?朱里ちゃん変身して可愛いしさ!」
乱は興奮しながら力説する。
「乱はコミック全巻持ってるしな」
納得して薬研は頷く。
「怪盗ユシフェルは?摩天楼舞台に駆け巡るアクション漫画だぜ?
絵もメチャクチャ上手いしさ!」
お薦めなのか、後藤は力説する。
「マミムメモ物語は?五人のヒロインの頭文字がタイトルで、ラブコメディが軽快なリズムだし、子供でも分かりやすいよ?」
目を細め信濃も力説する。
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