第八十三話反撃の刀剣

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「…貴殿は今も昔も変わらないな」 細川は冷たい眼差しで神子田を睨む。 「家柄に恵まれた貴方には分かりませんよ」 笑いながら神子田は首を振る。 「…武士の風上にも置けぬ!」 顎丸も神子田と桑次郎を睨み付けた。 「名刀に言われてもな…人間は汚いから人間で居られるんだ」 笑って桑次郎も顎丸に言う。 「…黒幕か…」 「さて…如何にしたものか…」 義輝と三日月は何処か慌てない。 「義経様…」 今剣は不安そうに義経を見詰め… 「…」 義経は今剣に頷く。 「…華がない…汚いやり方だ」 紅蓮も怒りを露にする。 「なんとでも言え…」 桑次郎と神子田は、死人の気配を負いながら歩き出す。 それに皆は距離を保ちながら追い掛けて行くのだった。
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