60人が本棚に入れています
本棚に追加
「愛奈の予想通りだな。鞘を返すぞ」
笑って三日月は頷くと、光忠に鞘を返した。
「予想通り?」
訳が分からない光忠は、鞘に太刀を納め聞き返す。
「あらかじめ、愛奈はカワウソ三兄弟に力を渡しいつでも人間に戻れる様にしていた。
戦局を打破する為、神子田なら自分を必ず人質に取ると踏んでたからだ」
クスクス笑って三日月は話す。
「成程…愛奈は賢いな!」
鶴丸は感心すると、愛奈を抱っこする。
「記憶とゲーム経験を生かせば可能なんです!」
愛奈はドヤ顔をして腕を組む。
「…愛奈、良い子だ」
大倶利伽羅は優しく愛奈の頭を撫でる。
「えへへ」
嬉しそうに愛奈は笑顔になった。
「竹中殿も…うかうかしては居られませんぞ?」
「そうだね」
一期一振と虎御前は楽しそうに竹中に言う。
「子供は成長するのが早いからね」
思わず竹中は苦笑した。
その後、他の皆も合流し敵の殲滅も無事に終えるのだった。
最初のコメントを投稿しよう!