第八十五話失っていた記憶は呪いの様に…

1/3
前へ
/857ページ
次へ

第八十五話失っていた記憶は呪いの様に…

身体を縛られ、神子田は竹中達の前に突き出されていた。 「…」 下に俯いたまま、神子田は何も喋ろうとはしない。 「神子田、六合との繋がり…洗いざらい話して貰うよ?」 竹中は神子田に近付いて問い掛ける。 「誰が…貴様なんかに話すかっ!私こそが天才軍師っ! そこに居る織田信長…浅井長政も私が動かした…! 全て私の策と力でなぁっ!」 狂喜に満ちた笑みを浮かべ神子田は叫ぶ。 「…貴様…何を…」 浅井は驚愕して目を見開く。 …信長と浅井…やはりこいつが… 不愉快そうに竹中は神子田を睨み付ける。
/857ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加