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第八十五話失っていた記憶は呪いの様に…
身体を縛られ、神子田は竹中達の前に突き出されていた。
「…」
下に俯いたまま、神子田は何も喋ろうとはしない。
「神子田、六合との繋がり…洗いざらい話して貰うよ?」
竹中は神子田に近付いて問い掛ける。
「誰が…貴様なんかに話すかっ!私こそが天才軍師っ!
そこに居る織田信長…浅井長政も私が動かした…!
全て私の策と力でなぁっ!」
狂喜に満ちた笑みを浮かべ神子田は叫ぶ。
「…貴様…何を…」
浅井は驚愕して目を見開く。
…信長と浅井…やはりこいつが…
不愉快そうに竹中は神子田を睨み付ける。
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