第八十八話親の心、子知らず…槍と打刀

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「…」 鶴丸は無言で、木の実や毒キノコ、様々な物を収穫しては… 一期一振が脱いだマントに詰めていく。 「鶴丸殿…愛奈に嫌われ悲しい気持ちは分かります。 分かります…が…流石に毒キノコは…」 冷や汗を流して一期一振は鶴丸にツッコミを入れる。 「毒キノコは俺達の食べる分だ。刀剣だし…究極だし…多分死にはしねぇだろうさ。 丁度三個…一個は光坊に、もう一個は長谷部にやるんだ」 既に決めており、鶴丸はやけくそになりながら収穫を続けていく。 ……鶴丸殿……よっぽどショックだったのですな… 一期一振は涙ぐむと、食べられる木の実を集めていくのだった。
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