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「女はモヤシって言わないんですよ…馬鹿なんですか?」
笑って宗三は長谷部を馬鹿にする。
「何を!」
「何ですか!」
長谷部と宗三は張り合う。
……こりゃ驚きだ……宗三と堀川も女になるとは…
びっくりして鶴丸は腕を組んだ。
「光忠お姉さん…喧嘩してるけど止めないの?」
「放って置こう…」
愛奈が聞くと、光忠は呆れた顔をして首を横に振った。
「あっ、もしもし?島さん?…神子田吐いた?」
通信があり、竹中は島に声を掛ける。
「全部は知らない見たいですが…弱点は吐きましたよ」
ズプププッ
ビクビクビクビク
「あっ!あんっ!あはっ!」
霧時雨に抱かれ悦ぶ神子田を横目で見ながら、島は竹中に報告する。
「弱点?」
目を細め竹中は聞き返す。
『どうにも…狸を呑み込んだ後から六合は不安定らしいです。満月の日になると一番不安定になるらしく…松永城に引きこもるとか…』
笑って島は竹中に伝える。
「面白いね。狸には恨みが強いだけで助ける義理は無いけど…六合を倒す機会だ…」
不敵に竹中は笑みを浮かべた。
『敵の数や種類は日によって変わるらしいです…。正確な情報までは神子田も流石に知らないみたいで…』
申し訳なさそうに島は竹中に言う。
「それだけ分かれば充分な収穫だよ。島さん、神子田は好きにして良いから…霧時雨と一緒に来てくれない?
二人で今後の策でも練ろう」
楽しそうに竹中は島を誘った。
『分かりました。では…直ぐに向かいます…』
竹中に返事すると、島は通信を切った。
「さて…忙しくなるね!」
楽しそうに竹中は笑顔になる。
…まーた、黒い事考えてるな…
隣を歩く虎御前は目を細めると溜め息を付く。
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