第九十五話ニ名槍はポッキリなの!!

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「おっちゃんズ!」 愛奈は皆を指差して纏めて呼んだ。 「おっちゃん…?見た目若く見える筈だけどな?」 御手杵はキョトンとして首を傾け… 「だから…俺はまだ若いっ!!」 必死な表情で日本号は否定する。 「…愛奈…おっちゃんは…あんまりですぞ?」 一期一振は泣きそうな顔になる。 「おっちゃん言うな…おっちゃんって…」 冷や汗を掻いて兼定も否定した。 「…せめて…中年と呼べ」 真顔で大倶利伽羅は愛奈に言う。 ズガーンと、四人に衝撃が走る。 …呼び方丁寧にしても… …中年ってお前… …変わらないっ!おっちゃんと変わらないからな! ……大倶利伽羅…真面目に言ってるのか? 冷や汗を掻いて御手杵、日本号、兼定、一期一振は焦りを隠せない。 …んもーっ!伽羅ちゃんは天然なんだから! 恥ずかしくて光忠は顔を隠す。 …ギャハハ!伽羅坊は流石…笑いの期待を裏切らないっ! 鶴丸は涙目になり笑いを堪える。 …私達中年のオバサンになりますよね… …中年のオバサン…なんて醜い…! …加州が言ってた年増のおばさんになっちゃうよ! 年齢を気にする宗三、長谷部、堀川は死ぬほど焦る。 …何か別の意味で精神的ダメージ受けてんだけど… ……収拾付かなくね? 薬研と不動はハードボイルドになった。 …あはは、俺どうなる訳?俺なんか…何歳になるの…? 竹中は絶対零度のブリザードに覆われる。 …おっちゃんズ!…は譲らんですたいっ! ババーンと愛奈はドヤ顔で譲らない。
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