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「むかーっ！愛奈は俺の大切な女なんだよ！
……清く正しく成長させて、プロポーズするんだ！」
ムキになった竹中は力説する。
「無駄無駄…」
秀康は全く相手にしていない。
「半兵衛は…私の大事なマブダチなのです！」
話を聞いていた愛奈は、ドヤ顔で言った。
「…」
ショックで竹中は撃沈する。
「な？現実を見ろってさ…」
竹中の様子を見て、秀康は溜め息をつく。
「俺達が女になったのは毒キノコ食べたからだぜ！」
自慢するように鶴丸は御手杵に答えた。
「そうか…」
鶴丸から聞くと、御手杵は気になり宗三を見詰める。
宗三は恥ずかしくなり視線を反らした。
「長谷部…その…さらしでも巻いたらどうだ？目の前やり場に困るぜ？」
頭を掻いて日本号は長谷部に言う。
「…」
日本号に言われ、長谷部は顔を真っ赤にさせた。
じぃーっと、愛奈は見ていた。
「宗三…あのさ…」
「私に話を掛けないで下さい」
御手杵は宗三に話し掛けるが…
宗三は顔を真っ赤にして冷たく言う。
じぃーっと、愛奈は見ていた。
「光忠お姉さん、降ろして」
「え？うん…」
愛奈に言われ、光忠は降ろした。
テケテケテーと、愛奈は御手杵に走り出すと…
「鉄拳ジェノサイトスペシャル…ザッローリング！」
気合い一閃、愛奈はクルクル回りながら御手杵に突撃する。
ドガッ
「ぐはあっ！」
愛奈の鉄拳を喰らって御手杵は白眼を剥いて倒れた。
「御手杵っ！？」
びっくりした宗三は御手杵を抱き起こす。
テケテケテー愛奈は日本号に向かって走り出す。
「鉄拳ジェノサイトスペシャル…連打！！」
ドカッドカッ
「ぐふう！うごっ」
愛奈は日本号の弱点を連打し、格好良く正義のポーズを決める。
「日本号っ！？」
びっくりして長谷部は日本号を支え…
「俺のジュニアが…俺のジュニアが…うっ…」
遺言を残して日本号は気絶した。
「二名槍は…ポッキリなの！」
ドヤ顔で愛奈は胸を張る。
……なんで…！？
びっくりした光忠はツッコミを入れるのだった。
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