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第九十六話複雑な気持ち
大兼平は、村に来て早々鴬丸を見失い探していた。
…あっ!居た!
茂みに座る鴬丸を見つけ、大兼平は駆け寄る。
「童子切!探したんだぞ?」
心配して大兼平が声を掛けると…
「そうか、それは済まなかったな」
…あれ?童子切の声高い?
びっくりした大兼平は固まる。
「面白そうだからな。同じ毒キノコ食べてみたんだ」
笑って振り返った鴬丸は美女でした。
「てめえら!騒ぎを起こすなと言っただろうがっ!!」
ガンッガンッガンッガンッガンッ
その後、有無を言わさず土方は騒ぎを起こした刀剣男達の頭にゲンコツを叩き込みました。
「痛くない」
大倶利伽羅は痩せ我慢し…
「…」
一期一振は踞り…
「いってぇ…」
兼定は涙目になる。
「…」
日本号は痛みに痛みを…無情なる一撃に昇天しそうになり…
「日本号っ!逝くな!」
慌て御手杵が引き止めていた。
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