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「 千香っ! 〆切やぶる気っっっ?! 」
……もうもう、こうなったら『童夢』にしてやるもんね…っ!
「………ぅぎゃぁあ~ΩακμΩΩッ?」
わけのわからない半寝言を呟きつつ三十六億七千万年後の弥勒よろしく覚醒する。
…うん。
たとえ丸三日眠ってなかろーと、☆ 〆切 ☆ のひとことで目を覚ますあたり、さすがプロ志望。
そこだけは見上げた根性ねっ♪
「………へんほーわほほら…(原稿はどこだ…)
………あ? …あらひンちじゃないろ、ほほ。」
「 お、いかん。」
一見ヤーサマふう 福岡隊長が慌てた。
「暴れだすと面倒だ。眠らせてしまえ。」
「はっ!」
…眠らせる⇒寝る⇒…原稿が、描けない…。
「…あんだと!?」
きゃ~~~怖いッ 目が据わってるぅこのコっっ
…しかしここでひるんでいては我が身が危うい。
使えるものはゴミでも使うのがあたしの主義である。
「 千香っ。言うこと聞いちゃ駄目よ。…こいつらおたくの 〆切 !
邪魔しようとしてんのよっ!」
「…………ンなに~~~~ィ」
ばき★
派手な火花が散って藪の竹が一本、 ”爆発” した。
「でっ!」
「なにっ?!」
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