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プロローグ・松岡拓海
プロローグ
読者の皆様こんにちは。この小説の主人公の松岡拓海です。
まず始めに、皆様に簡単な心理テストをしてもらおうと思います。
次の文章を頭に想像してみてください。
辺りには真っ白な雪景色が広がっています。ビルなどの建物もなくひらけている場所です。
そこに白いコートを着た女性が、1人立っています。
髪の長さは肩より少し長いくらいで、肌も白い可愛い女性です。
そして女性はマフラーを巻いていました。
さて貴方が想像した女性は、何色のマフラーを巻いていたでしょうか?
*直感で最初に浮かんだ色をお答えください。
【赤】
赤色を想像してしまった貴方は私、松岡拓海に既にマインドコントロールをされていました。多分8割くらいの方は、赤を想像してしまったのではないでしょうか。
*基本的には赤色に誘導出来るのですが、上手く赤色に誘導しきれなかった人の中にはピンク色になる事があります
この様に人間の思考や行動は、少ない文章だけでも誘導する事が出来ます。
この小説では些細な相手の言動や仕草、または個人情報から瞬時に色々な事を判断し、言葉巧みに相手の感情をコントロールしながら主人公である私、松岡拓海が物語を進めていきます。
赤と想像した人もそうでなかった人も、是非人の感情が変わっていく瞬間をお楽しみください。
物語の後半に今回どうやって赤色に誘導したのかを解説します。そちらもお楽しみに、最後まで私の世界に付き合ってください。
それでは物語が幕を開けます。
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