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それが終わるころには太陽のしたのふちが、眼下に広がる海の、はるかかなたの水平線から、ぽんっと音をたてるようないきおいではなれて、空へと巣立っていきます。
リアは大声をあげて、6人もいる妹たちや弟たちを、たたき起こしてまわります。
「みんな! オきて! タヌキねいりはやめて! さっさとオきなさいッッッッッッ!!!!!」
どなりつけ、布団をはぎながら、上の2人には顔と手を洗ってから庭先の小さな畑に出て朝の食事に使うしおれかけた葉っぱや小さすぎて売れない根っこや数の多すぎる小さな青い実を集めて採ってくるように言いつけ、中の2人には顔と手を洗ってから食卓をふいて皿を並べておくように言いつけ、下の2人には顔と手を洗ってから、ケンカをしないでおとなしく席について待っているようにと言いつけます。
そうしながら大急ぎでカマドの残り火にマキを足して火をおこしなおし、きのうの残りものに水を入れて薄いスープにしたてなおし、上の2人が取ってきた葉っぱや根っこやのカケラを刻んで入れて、塩と海草とムギやアワを足して、薄いうすい雑炊スープにして、みんなに食べさせます。
「ほら! こぼさないの! ケンカしないの! ひとのをトらないのッッッッッ!」
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