長い長い何かの始まりかそれとも

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…罪悪感からか、いつもよりもっと、なぜだかたっくんの優しさを自分に言い聞かせるようにして。 箸が止まったあたしに気付いて、 「どしたの、けぇ。食べなよ~冷めちゃうよ~。」なんてやっぱり優しい笑顔で。 だから、ご飯をひとくち口に運んで、なにか話さずにはいられなくて。 「たっくん今日ジムどうだったのー?」 「んー?まぁボチボチ、でも年かなぁ、やっぱ段々キツいわ。でもやんないとだからさ。」 「そっかぁ。」 そんな他愛ない話をして。 たっくんがジムに通ってるのは、介護の仕事をしてて、お年寄りの方を介助する為に、腰を痛めないようにするため。 男の人だけど、そんなに大柄じゃないたっくんが、休みの日にわざわざ、がんばって体力をつける為。 そういう真面目なとこも、尊敬してるー…あたしを大切にしてくれる、恋人…。
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