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「ポエムを書いてたんですよ、エブリスタに公開してるんです」
「またポエムか……こんなもん公開して、読むやつがいるのか?」
センスが謎すぎていた。
「いるんですよ、6人もファン登録してくれてるんです」
6人、という数が多いのか少ないのか判断できないガニガニ・9・ボーテだった。
そのとき、呼び鈴が軽やかに鳴った。
「誰でしょうか、こんな時間に」
ルケルケ・7・トーは立ち上がる。
ちなみに現在午前2時である。たしかに「こんな時間」であるが、非常識な時間であるとは、2人とも思っていないかもしれない。
ルケルケ・7・トーが、パジャマを着ていることなど気にもしないで応対に立ち上がろうとしたが、
「おれが出よう」
ガニガニ・9・ボーテがさっさと玄関に行ってドアを開けた。
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