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〇採砂場
怪人・JKを取り巻くショッカー軍団と、対峙する戦隊ヒーロー(グリーン、イエロー、ホワイト、ゴールド)
イエロー:
「我々が来たからには、好き勝手はさせません! 我等、人呼んで、パートタイム戦隊イケメンジャー」
イエロー、ポーズを決める。怪人・JK、白けた目でイエローを見つめる。
JK:
「……今、イケメンって言った? はぁ? 超意味解んないだけど? 自分、どう見てもオッサンだよね? デブだし。どこがイケメン? 何、自ら名乗っちゃってんの?」
イエロー:
「確かに、私はアラフィフ☆オジサンですが、そもそも、この戦隊の名前はコマンダーさんが決めたので___」
ゴールド:
「はーい、動画撮るよ。みんな『ちゅーぶ』にUPするから、気合い入れて」
ゴールド、スマホを掲げて、自撮りを始める。グリーン、舌打ち。
グリーン:
「また始まったよ。自称・ゆーちゅーばーのイタ動画が」
ゴールド:
「今回の世界征服を目論んでいる宇宙怪人は、女子高校生型怪人のJKちゃんでーす。イエーイ」
ゴールド、怪人・JKの隣に立ち、スマホを掲げる。JK、つられて画面に向かって手を振る。
JK:
「ちょっと、今の角度、気に入らないから撮り直してよ」
ゴールド:
「えー、無理だよ。動画だもん。(小声)JK面倒くせー」
JK:
「はぁ? 今のばっちり聞こえたけど。ムカつくんですけど。つぅか、お前、距離近くね? キモイ、触んなっ。ショッカーのみなさーん、ここに痴漢がいまーす。助けてー」
ゴールド:
「ちょ、違うし、冤罪……」
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