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〇イケメンジャーの秘密基地
薄暗い空間に、緑山ヒカレ(19)、青田貝マウ(17)、黄土色キハチ(48)、ジョージ・ホワイト(21)、金璧タツル(20)、私服で一列に並んでいる。
コマンダー(年齢不詳)と対峙している。コマンダーは胸元辺りまでのデジタル映像で、右肩にインコを乗せている。
コマンダー:
「第5回、チキチキ、対宇宙怪人、イケメンレンジャー反省会ー。今回で5回目の対戦となった訳だが____お前ら、集合かかってるのに、全員集合出来ないって、仕事舐めてんのか? え? バイトだからいいと思ってんのか? こっちは高いサラリー払ってんだよ、真面目にやれっ!」
ヒカレ(緑):
「つーか、俺、ちゃんといたし。遅れたの、ブルーだし」
マウ(青):
「遅れたのはすみません。今、テスト期間中なんですよ。自分、高校生なんですよ? 怪人っていつ襲って来るか解らないし、それでも休み時間に急いで駆け付けたんです。出来る限りのことはしてるつもりです。少し、考慮して貰えませんか?」
ヒカレ(緑):
「俺だって大学生だよ。こちとら、授業抜け出して来てんのよ? 授業か、地球の平和だったら、どっちが優先するべきか解るだろ?」
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