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ヒカレ(緑):
「つうかさ、ずっと疑問に思ってたんだけど、今更訊いてもいいか? 俺たちって『イケメンジャー』だよな? 肩書きにイケメン付いてるってことは、顔を意識して雇ったってことだよな? 戦闘スーツはヘルメットで、顔が出るタイプだし。ブルーはジャニ系、ホワイトは青い瞳の白人で王子系、ゴールドは私服奇抜な原宿モデル系でそれぞれタイプの違うイケメンって解るよ。俺だって、自分で言うのも何だけど、高校まではサッカーやってたし、爽やかイケメンって言われてた……だけどさ、何でこの構成でイエローだけ、メタボのハゲ散らかったオッサンなんだ?」
ヒカレの言葉に頷きながら、全員キハチの方を向く。キハチ、気まずそうに下を向く。
コマンダー:
「嗚呼、それを言ってしまうとね、ちょっとね、合格通知間違って送っちゃったからね。こちらのウッカリというか、送ってしまった以上は採用しないとマズイじゃーんみたいな雰囲気になったっていうかね……」
ヒカレ(緑):
「急にしどろもどろになり出したよ。こっちのオッサンも」
キハチ(黄):
「みなさんの意見も重々承知ですが、私も、リストラ受けてなかなか再就職先が見つからないので、ピンチなんです。バイト=生活費なんです。オッサンだからって切られたら困ります。娘もまだ学生ですし」
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