パートタイム戦隊イケメンジャー

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タツル(金): 「まあまあ、イエローさんいると和むし、画的に面白くなるし、俺はいいと思うけどね」  キハチ、はにかんでタツルにお辞儀をする。 ジョージ(白): 「Commanderハ何ガ言イタクテ、私タチヲ呼ンダデスカ? モウ用ガ済ンダナラ、帰ルヨ。今日ハコレカラ、オタ会ガアルカラ」  ジョージ、踵を返して帰ろうとする。 コマンダー: 「ちょ、待て。私が言いたいことはだな、とにかく、みんな選ばれし戦隊ヒーローだと自覚を持って、仕事に励めよ! 腕に巻いた戦隊ウォッチが、警報を鳴らしたら、皆、集合しなさい。君たち5人、まだ一度も全員集まって戦ったことないよ。まだ敵が雑魚だからいいよ、でも、その内、強敵出て来るから、戦隊モノとは、そういうものだからっ! そういうことだから! 今回の反省会、終わり!」  コマンダー、消える。暗い空間に5人が残される。 〇公園(夕刻)  誰もいない公園でブランコに乗るヒカレとマウ。キハチが彼らに缶ジュースを差し出し、自分はブランコ前の柵に腰を下ろす。 キハチ(黄): 「みなさんはどうか解らないですけれど、私、この仕事、結構気に入っているんですよ」
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