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マウ(青):
「それは俺だって同じです。さっきもコマンダーに言ったけど、幼稚園の頃から戦隊ヒーローに憧れて、それからずっと好きで、周りに『まだ好きなの? ヤバイ奴』って言われて、傷ついたから秘密にしてたけど」
キハチ(黄):
「ブルー君だったら、テレビのオーディション合格しそうだよ。カッコイイし、好きなだけあって、動きにキレがあるし……あ、でも、戦隊モノの本家はこっちか」
キハチ、笑い声を上げる。ヒカレ、2人の語らいを見ながら、溜息を吐く。
マウ(青):
「たまたまバイト情報誌で見つけた時は、怪しいって思ったけど、受かって、あのスーツを着て、怪人と向かい合った時は感動したな。『戦闘なう!』だよって」
キハチ(黄):
「何やかんやで、5戦全勝ですからね。全員揃わない割には、よくやってると思います」
ヒカレ(緑):
「何か、ダセェ……」
マウ(青)&キハチ(黄):
「え?」
ヒカレ(緑):
「2人共、何熱く語っちゃってんの? 所詮バイトだろ? いいじゃん適当で。日給扱いで割と給料いいからやってるけどさ、俺らが辞めても、代わりなんていくらでもいるだろ? 下らないんだよなー、団結とか絆とかいう考えがさ。誰でも結局は自分が一番カワイイんだからさ」
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