2月14日

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ーー月曜日 仲村さんの姿はまだ見えない。 土日の間は月曜が来るのが憂鬱だった。けれど時間は普通に過ぎていくので仕方ない。 それに、自分がただ深刻に思っているだけで、彼の方は(忘れている......ことはないかもしれないが)そこまで気にしていないと思う。 そんなことを考えていると、やがて仲村さんが出勤してきた。一瞬こちらを見た気がして体がこわばったが、ここで動揺しないようにしなくては。 「おはようございます」 「おはよう、水野さん」 普通に挨拶できてほっと胸をなでおろす。 この調子で普通にしていれば大丈夫だろう。 この日は一日無事に過ごすことができた。 もはや考えすぎていた自分が恥ずかしい。
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