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朝餉
屯所の朝早く
「あの、おはようございます!今日から女中として働かせて頂きます。璃紅と申します。」
「あぁ。近藤さんから聞いてるよ。私は井上です。皆からは源さんと呼ばれてるけどね」
「井上さん宜しくお願いします。今から何をすればいいですか?」
「うぅん。じゃあ、まずお米を炊いてもらえるかな」
「はいっ!」
…ジャッ、ジャッ。
ふぅっ、ふぅっ
「はぁ。お米炊けました!」
「うん。上出来だよ」
「良かったです」
「さぁ、おかずもできたし皆を起こしに行こうか。璃紅さんは、沖田君と土方君をお願いするよ。」
「はいっ、行ってきます。…部屋てどこですか?」
「あははっ。この廊下を真っ直ぐ行って一つ目の角を右に、そこから三つめが土方君、二つめが沖田君だよ。先に沖田君を起こす方がいいと思うよ」
「?分かりました。道案内ありがとうございます!」
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