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「あれ?女の子?こんな時刻にどうしたですか?」
「ふぇ。えと、播磨から京まで来たんですけど、泊まれるとこ無いし、働くとこも無いし、道に迷うてたら、この桜の樹に辿り着いて、めっちゃ綺麗からここで寝ようとおもてたとこです。」
「えっ?ここで?一人で?」
「はい!」
「ちょっ!土方さんからも何か言ってくださいよ!」
[………っわりぃ。お前、名は?]
「璃紅です」
[なっ、そうか。……働く所が無ぇなら、
うちの屯所で働かねぇか?男ばかりでむさ苦しいが、住み込みで働けるぞ。]
「ええっ!!ええんですか?ありがとうございます!」
「土方さんがそう言うなら私はいいですよ!」
「五月蠅ぇ。戻るぞ、総司、璃紅]
「「はい!」」
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