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「あの、勇さん?と山南さん?ってどんな人ですか?」
[まぁ、会えばすぐわかる。ところで璃紅、お前俺の事覚えてねぇか?]
「えっ!?すんません!ウチ小さい時の事全然覚えてないんです。最近会ったとかは無いと思うし…うぅ。
[…そうか、すまねぇ。]
「いえっ!謝らんといてください!あの、小さい時の記憶で一つだけ薄っすらとやけど覚えてる事あるんです。誰かと約束したんです。大っきくなったら逢おうって。もう名前も約束の場所もわからんのですけどね。」
[っそうか。また今度その話聞かせてくれ。]
俺は知らず知らずの内に微笑んでた。まあすぐ鬼の面を被ったが…アイツ以外に見られてなけりゃ良いが…
「っはい!」
土方さんが笑たら、ウチ何でか心がポカポカしてって、嬉しくなって微笑み返した。
[さぁ、そろそろ行くぞ]
「はぁい!」
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