家族公認?

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ガチャ 「お茶持ってきたよ~。」 そこへなんの前触れもなく、お母さん登場。 「いつも言ってるだろ。ノックぐらいしろよ。」 「あらやだこの子ったら。なんかやましい事でもしてたのかしら。」 「してねーよ。」 「またまた~。愛し合ってる男女が二人っきり。なんにもない筈ないじゃない。」 「そう思うならノックしろよ。」 「冗談よ。」 ケラケラ笑うお母さん。 流星君もこのお母さんにはタジタジらしい。 「ところで、お嬢さんお名前は?」 お母さん、一緒に座ってお茶を飲み始めました。 なんか落ち着いてますけど、こっちは落ち着きません。 流星君も呆れ顔です。 「麻木・・・結菜です。」 「そう。結菜ちゃんっていうの。可愛い名前ね。」 テーブルに肘をつき、ニコニコしながらこちらを見てます。 「・・・有難うございます。」 いつまで居るんだろ。 居心地の悪さが増した。
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