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「それから俺はますます女子が苦手になった。」
トラウマってやつですね。
「というわけで、君に俺の彼女のふりをして欲しい。」
どういうわけで?
「彼女が居るとなれば、今までみたいに付きまとわれる事もなくなるだろ。」
そうかな?
でも・・・
「私も女子だけど?」
「君はなんていうか・・・一目見て君だと思ったんだ。」
えっ?
それって私の事気になるとか・・・
「飼ってる犬に似てるんだ。」
あ・・・人間にすら見られてなかった。
「頼む!人助けだと思って。」
手を合わせて一生懸命頼む彼を見て、私は見捨てる事が出来なかった。
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