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「君は今日限りで解雇だ。」
そんな一言が俺に出された。
思えば俺はこの仕事が結構気にいってたのかもしれない。だって俺の目からは涙が溢れてきたから。
「まだやってんの?」
そんな一言を俺に浴びせたのは幼馴染みの
片山咲葵。昔から俺の家の隣に住んでいて俺も昔は仲が良かったが今はそんな仲良くする暇もなく仕事に覆われていた。俺の仕事は地元の警察官。俺は咲葵の事が好きだ。その気持ちは昔から変わらない。だからこそ俺は犯罪者を無くさなければ行けないのだ。
「ねぇ聞いてる?」
「聞いてるよ、仕事が忙しいんだから帰ってくれ」そんな冷たい一言を浴びせてしまった。思えばあの時あんなことを言わずに引き止めていれば良かったのだ。家に帰る途中近所のおばさんが泣きながら寄ってきた。
「ねぇ!咲葵が、、、、咲葵が!!!」
嫌な予感がして俺はおばさんが言った方向にかけて行った。
案の定嫌な予感が的中していた。
咲葵は帰る途中に階段から足を滑らせた。
咲葵の手には手紙が握られていた。
よく見たらそれは手紙ではなく咲葵の名前と俺の名前が書かれた婚姻届だった。そして涙のあとが沢山あった。おれは激しく後悔した。それと同時にある覚悟を決めた。
世界中の犯罪者を裁く、それが俺のやる事だ。
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