4月21日

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「それで、夢の続きは?」  ゆっちがくわえていたポッキーは、いつの間にか棒つきキャンディーになっていた。 「続き? ないよ。終わり。夢の終わりはいつも~♪」 「あなたには珍しい哲学的な夢ですね」    完全にスルーの即答である。 「そう? でもそれ、クラスメイトとしての感想だよね。ずっ友としての感想は?」    まだそれをいいますか。と、少し困ったような、照れているような顔で「あなたらしいですね」と、ゆっちが少し、笑った。  親友のほほ笑みに癒される。    ゆっちとの出会いは中学の時だった。  屋上で空を眺めていたあたしに、ゆっちが声をかけてきたのだ。
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