序章(不思議な出逢い)

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 絵の構図が変なのか、それとも場所に違和感を覚えたのか分からないが、何かが……。 「名前、言っていなかったね。私は宮内咲。あなたは?」  ひょっこりと台所から顔を出した彼女は、ついでのように俺に聞く。 「岸間陸です」  こちらも、ひょっこり返した。  これが彼女との出会いだった。
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