2話 発信してしまった故に ~蚊の場合~

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 翌日、カチさん達は昨日の振り返りを行っていいました。 「カチさん! いやー昨日はあざっす!」 「お安い御用よ! いいところはシェアしていかないとな!」 「さ、さすがっす! よし! 今夜も行きましょうね!」 「ったく、しょうがない奴だな」  その晩、カチさん達は再びメンバーを引き連れ穴場へ向かいました。 「カチさん! 今日も窓空いてますね」 「おうよ! んじゃ早速いただきますかな」  カチさん達は再び窓から侵入し、この家の住人めがけて飛んで行きました。  ――しかし、ここである異変が…… 「カチさん……なんだか具合が悪くなってきたっす……うぅ……もう駄目っす」 「カジ!」  突然、ヒラヒラと地に落ちていくカジさん。  カチさんは、何事かと警戒を始めますが、時既に遅しでした。 「く、体の力が……」  カチさんもカジさんと同様にヒラヒラと落ちて行きました。  床には、緑色に発光する小さな装置がありました。蚊を撃退する装置です。
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