スペ女時代 西暦2✕✕✕年 世界観

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スペ女時代 西暦2✕✕✕年 世界観

21世紀後半 地球は大気汚染 戦争 格差社会等の様々な問題が山積み状態であったが突如宇宙船の大軍が襲来 各地の首都圏に向けてあるメッセージを送る。その内容は 「この度 地球は宇宙文化 環境保護特区に認定する」と言ったものだった。 宇宙連盟は地球の美しさと多様な文化 そこに生息する希少な生物=地球人を保護すると言って事実上の支配を開始。 それに従い速やかなる既存政府の解体と軍備廃棄を要求。 当然各地で反発の軍事行動が起きるも ある国の深刻な大気汚染を一瞬で解決する。砂漠化した土地を緑豊かな大地に変えるなど圧倒的科学力を見せつけ地球軍は戦意喪失してしまった。 最後の各首脳と宇宙連盟の使者との対話で地球側は様々な要求を求めるも取り付く島もない対応をされる。 その時の使者の言葉 「あなた達がこれまで絶滅させた生物や勝手に減らしてその後保護した生物達にいちいち許可をとったのか?」 「我々にとって地球人はただの珍しい生物でほっといたら絶滅してしまうから保護してやると言っているのだ」 と反論され ぐうの音も出ずにそのままあっさりと地球は征服されてしまった。 しかし困るのは一部の権力者であって一般市民の生活は良くなるばかり。貧困格差は無くなり 待機児童など0 宇宙時代に適用出来る様に上質の教育を受けることが出来る環境が整備された。 征服されたとはいえ日々の生活はさほど変わらない。これまで通り朝起きて仕事して給料を貰い定時に帰る。 これが宇宙連盟の「地球人らしい本来の生態系」として保護されているからだ。 変わったことといえば通貨は宇宙連盟共通の紙幣に変更 宇宙共通語の履修 各地に宇宙港の設置など。 地球は今全ての差別が無くなり 白人も黒人も黄色人種も無く「地球人」として一つの種族になりかつてない平和な時代となった。 《文化の輸出》 宇宙連盟は地球人の生み出した多種多様の文化に大変な注目しておりそれらを地球の外に持ち出し始めた。 なので遥か彼方の惑星に自由の女神が作られたり金閣寺が建ったりしている。 地球生まれの漫画やアニメも一部の惑星で親しまれている。 宇宙では著作権が地球以上に浸透しており惑星外の技術や作品で生まれた利益はほぼ100%発祥の惑星 作者に支払われる。 とりわけスポーツは大変盛り上がりを見せており野球 サッカー バスケ ラグビー ゴルフ 格闘技etcはあっという間に全宇宙に広がりを見せ「アース・エンターテインメント」として親しまれている。 しかしその裏では地球人アスリートは圧倒的体格差や身体能力の差が激しく地球人限定のリーグ以外ではほとんど活躍の場は無く 宇宙連盟加盟国によるオリンピックに出場するも表彰台どころか予選突破も遠くなってしまい 歯がゆい思いを強いられている。
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