ラビリンスマネージャー

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 薄暗くじめじめした洞窟系のダンジョン。はっきりした明るさが無いダンジョンである事からモンスターが物陰に隠れていたり、周囲を必要以上に警戒しなければならないよう心理的に攻められるように作られている内装。それが以前見た時の様子から一変していたのだ。  薄暗くじめじめした洞窟は今まで以上に明かりがふやされており、子供でも自由に入れるのではないかと思えるほど明るくて周囲を見渡せるように変化していた。 「暗くてじめじめしていると気が滅入ってしまいます。空気の入れ替えは難しいのでできませんでした。でも、明かりを増やして気分が高揚するようになっています」  明るくなった洞窟はさらに明かりが強くなった以外の意味でもダンジョン全体がピカピカになっていた。  水晶玉には新たに侵入してきた人間たちが映っている。人間たちは何不自由なく明るくなった洞窟をどんどん奥へと進んでいく。 「障害物があると引っかかって危ないので掃除しておきました」  明るく足元も歩きやすく整えられたダンジョン。人間たちは侵入して進みやすすぎるダンジョンに困惑しながらも奥へと進んでいく。 「コウモリに・艶がある・・・」 「はい、そうです。皆さん埃だらけでしたので、全員綺麗にお風呂に入っていただきました」     
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