Storyー7 少年はまた、悪魔へ歩み出す

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容器を手に取り底を見る。たったそれだけでリアヴは不機嫌な顔をし、夜道を睨み付けた。 召喚術の使用後に感謝の意を込めて悪魔が欲しい物を与える。それはどんな召喚術でも例外ではない儀式のような物だ。そしてリアヴは与えた物に不満一杯の声音で言い放つ。 『これにはプッチンがありません。私が欲しいのはプッチン出来るあれです』 「……いや、確かに無いけど、プリンはプリンだぞ」 『私はプッチンがしたいのです!プッチン出来るプリンが欲しいのですマスター!』 「………」 どうやら彼女の不満はその一点のみらしい。夜道は白い目を向けてしまうが、リアヴは全く気にしない。むしろ何故これなのか理解出来ずに怒っているまであった。 『前回の雪辱を果たしたいのです!この前は失敗しました、だから今回こそは成功させたいのです!』 「それで我慢しろよ」 『私があれからどれだけ特訓したと思っているのですか?指の掛け方、力の向き、加減、角度、タイミング……あらゆる要素を模索して修練してきたのですよ?それなのにこれにはプッチンがない!プッチンはどこですかマスター!?』 「あ゙あああプッチンプッチンうるせえなぁ!そんなにプッチンしたいかプッチン悪魔!」 『プッチンしたいですッッ!!』 「頑なかよっ!?」
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