京(guitar)×『まなべ』さん物語

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「由幸は又、ファンの子とよろしくやってんのかねー」 修斗が飲みながら鼻で笑う 「まぁまだ若いしねー俺ら…って ここで飲んでる事態 おっさんやけどな(笑)」 響が笑う 「でも、あいついつか痛い目見んで…」 心配してそう言うと 「仕方ないわぁ…昔からLiveした後の興奮は押さえられん奴やからな。はよ、ええ子が出きるとええねんけどな」 「オトンみたいやな京(笑)」 「しゃーないやん!幼馴染みやからな」 飲みながらちょっと別の事を考えてた 「そういや京ちゃん♪」 修斗がニヤニヤしている 「なんや大橋さんにワガママなお願いしたんやてー?」 『グッブホッ』 「うわっきたなっ!」 「げほっげほっげほっ」 むせる 「大丈夫か?」 響が背中を叩いてくれる 「すまん!あーむせたわぁ…けほっ」 「「…で?」」 二人が俺を見る 「…あぁ…一枚…融通してもろた」 なんや恥ずかしくて宙に目を泳がせる 「女か?」 修斗が肩に手回してきて聞いてくる 「まぁ…」 「なんやお前いつの間に彼女できてん?」 酒を飲みながら響が言う 「いや…付き合ってない…」 「「………」」 二人の動きが止まった 「な…なんや?」 「由幸の野獣化が京にもあればええのにな」 「いや、野獣はいらんかな」 「京は奥手やからね」 響に笑われる 「うっさいわ!」 由幸とは幼馴染みで 響と修斗は高校からのダチだった 「お前高校ん時も…」 昔話を出され「響かてやないか!」と盛り上がる 「まぁみんな変わらんね」
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