第一話 終わりとはじまり

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地球のエネルギー、つまり石油などが切れて数百年。 それでも人類は新たなエネルギー源を探そうとしていた。 その結果、人類の総数はかなり減った。 しかしながら多くの犠牲を払いながらも、人類は新たなエネルギー源を発見することに成功。 だがしかし、そのエネルギーは希少なものらしく、安全に使えるのは一部の人間の身となり、多くの人が安全を得る過程ででた不純物を含んだエネルギーを使って光を得ている。 エネルギーのでるポイントはいくつかあり、それぞれで出る量も違う。 人々はそのポイントに街を作り、生活している。 それぞれの街のつくりは、エネルギーの形によって変わっている。 街の中心に大きな塔がたったものもあれば、扇のように議人がっている街もある。 ただ、共通していることは、エネルギーの不純物が多く出るところに住む人ほど寿命が短いこと。 今の世界の形は、一昔前だったらSFだなんていわれるような世界になっていた。 そしてその世界に一つある街、そこに住んでいる私は 「・・・犬?」 「・・・・オオカミです」 頭から三角形の茶色の耳、尻の部分から茶色の尾をはやした変な青年を拾っていた。 ちなみにゴミ捨ての帰りだった。
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