一話完結

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一話完結

 「ビードロさん、久しぶりですね。」 「そうだね、随分と久しぶりだ。」 「でも、こんな処でお会いするとは 思っても居ませんでした。」 「僕も、君に話しかけられなければ、 全然気づかなかったと思うよ。」 「でも、よく僕だと気づきましたね。」 「あゝ、それは、アポージェから 君の新しいコテハンについて、 聞かされたことがあったから。」 「そうですか・・・、随分悪く言われていたでしょ、僕。」 「そうだね、 しつこく付きまとったらしいじゃないの。」 「そう言われると・・・」  「でもね、アポージェの所の 古い常連さんが言ってたよ。 『あいつを遠巻きに見てるのは面白いけど、 当事者になったら大変だよ。』って。 その最初の犠牲者がカンベェさんだってねw」 「犠牲者ってw」 「それから、あの小説も読ませてもらったよ。」 「え、・・・という事は、 正ちゃんから聞いたんですか?」 「僕がアポージェに味方して、 カンベェさんの悪口に相槌をしてたんだよね。 そうしたら、正ちゃんからスカイプがあってさ。 読んでみるように言われたんだよ。 だから、カンベェさんが最初に消えた理由は それでわかったよ。 でも、あれを書き上げて、 サイトには戻らないつもりだったんだろ、     
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