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荒くれ集団をまとめ上げて、乱れた世に名乗りをあげようとする男がいた。
幼馴染の語る夢を微笑ましく思いながら、叶わないまでもできる限る支援しようと誓い合った男女がいた。
キラキラとした理想図を掲げる男を、信じてみようと決めた男たちがいた。
自分の弱さを自覚して、様々な人間に会うために旅に出た少年がいた。
少年と二人旅にと誘われ、ワクワクしていたらいつの間にか厄介ごとに巻き込まれ続けていた少女がいた。
人形として作られ、人形として育てられた暗殺者の少女がいた。
少年に英雄の素質を見て、興味をもった男たちがいた。
国家危急の折に、首都に待機を命じられた男がいた。
国防の軍の一端に何とか加わろうとした者がいた。
国家危急の案件よりも、家内の危急の案件に頭を悩ませている少女がいた。
過去の罪によって流浪の生活を余儀なくされていたが、恩赦によって返り咲く機会を得た男がいた。
賊として生きてきて、より強大な賊に飲み込まれるかどうかの瀬戸際に立たされる男たちがいた。
後漢の外でも戦乱に巻き込まれている人間がいた。
一巻から二巻に進む前に、本編で語られなかった一巻の裏側で起こっていた物語を語りましょう。
スポットライトが当たっていない人たちも、現在進行形で生きている。これは、そんな裏側の、舞台からあぶれた者たちの、裏設定の物語。
始まり、始まり。
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