ただ 愛して欲しかっただけなのに...

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「これより 神凰路 藍音の学園裁判を始める。」 やぁ、みんな...僕はアイネ...よろしく 最初に喋った人は僕の婚約者だった人...だよ。前は、いや、前もだけど僕を愛してはくれなかった人... 振り向いて欲しくて...僕のことを好きになって欲しくて色々やってみたけどダメだったから僕に魅力...努力が足りないんだと思ってた。そう。思ってた... けど違った。 ある日転校生がやって来た、あ、王道転校生じゃないよ...でも、性格はアンチ王道だったけど。変装してなかったってだけ... その転校生は、副会長 書記 会計 風紀委員長 副委員長 教師 理事長 不良 爽やかくん 寮長 まぁ学園の人気者は全員落としていった。元婚約者以外は... わかった人もいると思うけど、元婚約者は会長だよ。 僕は信じてた...会長だけは落ちないと...いつか僕を見てくれるはずだからって...でもね、違った...顔に出てないだけで転校生に恋してたんだって。 俺を見てくれたから とか言ってた... 僕なんて もっと前から見てたのに...ね... そんなこと考えてたら、思ったんだ。 もしかして、僕のことなんて、覚えてもないし、考えてもないし、気づいてないんじゃないかなって。 不安になった僕は会長の所に行った。 僕は会長に 僕のこと知ってる? って聞いた。 そしたらね 誰だお前?俺は知らない だってさ... 今まで頑張っていたのって何なんだろう。
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