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悠の好きなものを買いに行くという約束を取り付けられたときに気づくべきだったのかもしれない。
でもきっと人を疑うことをしない詩菜は気づくのはそれが起きてからだ。
「時間通りね?」
「そうですね。
それで悠の好きなもの買うんですよね?
でも私よりあなたのほうが悠の事知ってると思いますけど」
そう挑発的なことを言ってしまう。
彼氏だった人を取られたのだから嫌でも口調は強くなってしまうわけで
「でもあなたとお話できてよかったわ」
「そうですか?
奇遇ですね私もです。」
とまわりからみれだきっと間に火花が散っていることだろう。
「でもびっくりです悠とちゃんと話した後にそんなこと言われて」
「あら話したんだ悠」
「そうですね。ちゃんと別れてちゃんと自分が進むべき道見つけてましたよ。
それがきっとあなたとなのかは知りませんけど」
そういうと玲美は少し押し黙った。
それに不信に思ったがきっと気のせいだとおもった。
「そうなの。でもごめんなさいね?取る形になって」
「いいえ、きっと悠の事ちゃんと好きじゃなかったんですよ。だからきっとちゃんと見てくれるあなたとでよかったと思います私は、それが本当に幸せのものならば私はいいんです。
悠の幸せを願います。」
そう強く玲美の目を見て言えば、少しうろたえたような驚いた顔をした。
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