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「部長、黒好きなんですか?」
「まあな。タンス1の中は真っ黒だ。オマエにもいらないヤツやろうか? きら」
「残念ながら黒は似合わないんですよ。
タンス1ってことは2もあるんですね?」
「ああ。何番まであるかは想像にお任せする。
でもやっぱオマエは白だな。白ならスリット入りドレスのイーイヤツがウチに…」
「無視しないで下さいよお二人! ってか何でドレスなんですか!」
「黒って言えば魔女ですよねー。部長もその血筋だったりして」
「まぁ、曾々ばぁちゃんが火あぶりで処刑されたって話しか知らないなぁ」
ウフフ…アハハ……(談笑)
「だから無視しないで下さいってばーーっ!!(泣)
っていうか、火あぶりって凄く魔女を連想させるんですがー!」
「やっぱヒロタからかうとおもしれー」
「ですよねー」
「きらまでそんなこと言うなー!(泣)」
「安心しろヒロタ。両親からちゃんと『ウチの家系に魔女の血は一滴も入ってないから』って聞いてるから」
「あ、そうだったんですか…」
「ま、九割方嘘だろうがな。何にも聞いてねぇのにイキナリ言ってきたし」
「ホントはどっちなんだーっっ!!(号泣)」
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