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距離
玄関の電気と外灯をつけた。
内側から鍵を開けて引き戸を開くと、そこに立っていたのはやっぱり生徒会長の川並先輩。
一体、彼は何をしに来たのだろう。
「…どうしたん、ですか?」
「藤田先生から聞いた。」
心配そうに私を見る彼の瞳が、先生から何を聞いたのかを物語っていた。
だけど何故、先生は彼に…?
その答えは、彼の次の言葉で明らかになった。
「彼女が不安な時に、側で支えてやるのが彼氏の役目だって…」
え…?と自分の目が大きく見開かれたのが自分でも分かる。
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