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パサパサのカステラ生地に染み込むミルクコーヒーと、濃厚な甘みの羊羹がなんともいえない。
「さて……」
シベリアをつまみながらスタートボタンを押す。
画面構成は一見、コスモインベーダーと大差ない。
カラフルでBGMがあることぐらいだろうか。
そう思ったのも束の間、
「おおう!?」
敵の一機が群れから飛び立ち、自機へ襲いかかって来た。
S字に曲がる感じで飛行し、こちらに向かって弾を撃ちつつ体当たりを仕掛けてくる。
コスモインベーダーにはない要素だ。
とっさに体当たりを避わすと敵は画面下に消え、ターンしてまた群れに戻った。
どうやらコスモインベーダーと違って群れは前進してこないらしい。
名古屋撃ちはできないということだ。
無念。
「げ」
落ち込んでいると、今度は3匹同時に飛んできた。
カーブを描きながら飛ぶだけに狙いを定めにくく、しかも自機へ弾を撃ってくるので厄介だ。
こちらが敵を撃ちにいくと、同じタイミングで敵も撃ってくる。
止まって撃つのは危険だ。
動きながら撃たないと直撃してしまう。
自機の目の前で弾を撃つことはないので、ギリギリまで引きつけるのがコツだろうか。
ミスればカミカゼアタックを食らうものの、確実に倒すならこれしかない。
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