インベーダーセット【シベリアとミルクコーヒー】

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 飛行してくる敵はさながらブロック崩しのボールだ。  ブロック崩しのボールをバーで追いかけるように敵を追いかけて撃つ。  ブロック崩しのノウハウはたしかに受け継がれていた。 「画面端はダメ」 「なんでだ?」 「画面端にいると、敵が横から飛んできたら逃げ場がないでしょ。画面端では常に『自機1つ分の隙間を開けておく』の。こうしておけば万が一の時でも横に逃げる余裕があるでしょ」 「なるほど」  スペースを意識して敵の攻撃を避わしつつ撃墜していく。  敵の数を減らすと特攻も増えた。  群れに戻らず、ずっと飛行状態でこちらへ襲い掛かってくる。  自機は横にしか動けず、画面もスクロールしないものの、怒涛の連続攻撃はなかなかスリリングだ。  スクロール型のシューティングとはまた違った楽しさが味わえる。 「基本は一発必中だな」 「そうね」  インベーダーゲームは弾を一発しか撃てない(画面上に自機の弾が存在している間は次の弾を撃てない)。  外せば次の弾を撃つまでに間が空いてしまう。  連射するにはインベーダーに直撃させなければならない。  当てれば敵ごと弾が消えるのですぐに撃てる。  それと敵の飛行パターンを覚えること。     
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