石楠花の章 ~女中兼組長補佐~

6/8
前へ
/49ページ
次へ
一通り屯所を案内してもらったあと部屋に戻ってきて沖田さんはすぐに寝てしまった。私も寝たいんだけど天井からの視線が気になる…。きっと監察方の山崎烝でもあるんだろうな。 葵「おーい!天井の人!降りてきてください。」 ?「…」 葵「無視?沖田さんの刀天井ぶっ刺そうかなぁ?」 シュタッ ほら、居るじゃん! ?「物騒なこと言わんといてな(汗)宮里葵やろ?気配に敏感やねんな!普通は気づかへんで!まぁええわ、わいは山崎丞や!宜しゅうな(ニカッ)」 葵「(よく喋る人だな…絶対監察方に向いてないって!)で?私のこと見張ってたでしょ?土方に言われたの?」 丞「なっ!なんのことや?ここがわいの寝床やねん!」 バレバレの嘘つかなくてもいいのに… 葵「いくら今が春でも天井裏は寒くて風邪引くと思うけど…」 丞「そ、そうやな!副長に頼んで部屋用意してもらうわ!ほなな!」 土方にバレましたって言いに行ったんだろな… まぁいいや、寝よ!
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加